ロードセルに関する疑問質問に答えます

ロードセルとは、力の大きさを電気信号に変換する装置です。例えば体重計は、以前は針の指し示す数字を目視で読み取るものが多かったですが、現在は針がなく、数字だけ表示される電子体重計が多くなっています。針を使ったものよりも信頼性を感じますが、実は、体重計に乗った瞬間に数字を出すには、高度な技術が必要となります。力をかけると物はひずみます。そのひずみを電気信号に変える装置がロードセルであり、現在は多くの場面で使われ、各数値測定の迅速化に貢献しています。ひずみは、電気信号、この場合は電圧に変換され、増幅されて、厳密な数値として表示されます。そのため、わずかの差も明確にわかり、正確な測定が可能となるわけです。以前の体重計は電気が必要なかった一方、現在の体重計が電気を必要とするのはこうした理由からです。

力と重さは同じなのかという疑問

体重計に人が乗ると、上から下へ力が加わります。体重が重いほど、上から下へと加わる力は大きくなります。力が大きいほど、物体は歪みます。体重計の場合は、重さそのものが力となり、その力によって起きたゆがみをロードセルが電気信号に変換し、その電気信号はその後増幅され、数値化されます。体重を気にする人にとっては、50グラムでも大きな問題となります。わずかな違いもはっきりとらえ、数値化するには、電気信号の増幅が必要となります。もちろん、体重によってかかった下方向への力による歪みを、電気信号に変換するロードセルの精密さも重要なポイントとなります。精密さを保つため、材料にはアルミニウムや鉄、ステンレスなどの金属が使われ、さまざまな工夫によって、長く使えるように製造されています。

性能はすべて一律なのかと言う疑問

性能は千差万別です。値段も性能によって大きく異なり、中には数百万円というものまであります。医療機器や生命科学の分野で使う機器などの場合は、極めて精密さが要求されますので、こだわったら限界はないような状況とも言えます。電子測定ができるようになったことで、科学研究の分野でも大いに作業の省力化ができました。目視で読み取った数値を手作業で入力する必要がなくなり、電子計測機器の数値がそのままデータとして取り込まれ、集計スピードが飛躍的に速くなっています。値段は高くても、より性能の良い製品を購入することで、のちのち測り知れないメリットがある可能性が高いため、費用を惜しまない組織や企業もあります。ただ、今後は量産化が進み、価格低下も進んでいくでしょう。より普及していくことで、高品質低価格が実現しやすくなると予想されます。